産後ママのお悩みNo.1
【産後太り】
今回は何故産後痩せにくくなるのかお話しします!
①基礎代謝が低下する
女性の妊娠・出産時は、子宮が大きくなるにしたがって腹筋が伸ばされ、骨盤が開いて腹部や骨盤周囲の筋肉が緩んだ状態であること、子宮を守るために体脂肪がつきやすくなること、ホルモンバランスの影響で冷えが起こり、血液循環が悪くなること、食生活の乱れ等の影響があり、基礎代謝が低下します。基礎代謝が低下すると、活動によって消費されるエネルギー量が少なくなるので脂肪が燃焼されず、痩せにくくなるのです。
②妊娠中に溜まった脂肪
妊娠中はホルモンの影響で子宮の中の赤ちゃんを守るため、体脂肪を蓄えやすくなります。また、食欲が増加したり、運動量が減ったりすることで体重も増えやすくなります。妊娠中に身体の中に溜まった脂肪は、赤ちゃんを出産してもすぐに落ちるわけではありません。活動で消費することによって体脂肪は燃焼されますが、妊娠中に溜まった脂肪が多いと減らすのにも時間がかかります。
③骨盤の歪み
妊娠すると、赤ちゃんが生まれてくる時に産道をスムーズに通れるように骨盤を支えている靭帯が緩み、骨盤が開いていきます。出産後は徐々に元の状態に戻っていきますが、骨盤周囲の筋肉や足の筋力が弱いと、出産後も骨盤が開いたままとなり、なかなか戻らないことがあります。人は誰でも左右対称ではなく、姿勢のとり方には癖があるので、バランスや筋力の左右差が多少なりともありますが、筋肉が緩んだ状態ではその左右差が大きくなりやすく、骨盤のゆがみが助長されることもあります。赤ちゃんのお世話をする際に、左手ばかり、右手ばかりを使う等の身体の使い方によってもそのゆがみの差は大きくなります。
骨盤のゆがみがあると、骨盤周囲の筋肉が緩んだままの状態になります。緩んだ筋肉は収縮しにくく、エネルギーを消費しにくくなります。また、筋肉が収縮しにくい状態では血液の流れも悪くなるので酸素や栄養が身体の組織に運ばれにくく、エネルギーを作り出す機能も低下します。エネルギーの産生と消費が低下するため基礎代謝も低下します。
④バランスの悪い食事
産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、ママの生活も変わります。自分の食事の準備に時間を割けないことも….野菜を食べずにおにぎりやパンだけで済ませるなど炭水化物や脂質の多い食事では栄養が偏りがちとなり、痩せにくくなります。